かみさんに誘われ厚木市西山界隈を歩いてきた。天気も良く、軽い気持ちで低山ハイクもいいかなと考えたが、甘くなかった。
大平登山口=発句石=荻野高取山=華厳山=経ヶ岳=道の入沢(半坊僧)
大厚木カントリークラブのカート道をたどり大平登山口へ
ゲートをくぐり、支度を整え入山。この左側の沢沿いにミツマタの群落がある。春、花咲くころに来ると素晴らしいようだ。
細い道をたどり、右側の沢を回り込むように向こう側の稜線にとりつく。
急登が待っていた。それも階段等やつづら折れががほとんどなく直登。すぐにふくらはぎがパンパンになる。落ち葉で小石や木の根が隠れ危ない。ここは降りたくない。
グイグイと登り上げ石仏群に出会う。なぜこんなところにあるのかな。
直登コースはまだまだ続く。
発句石に出会う。「此山や この鶯に 人も居ず」 芹江
採石場の向こうに厚木市の街が見える。この場所も崩されてしまうのか。
ひと登りで荻野高取山山頂へ
ここからは稜線をたどるハイキングかなあ。遠くから「エイッ!」、とか「ヤアッ!」と、気合の入った声が聞こえる。こんなところに道場でもあるのか。
ハンターのチームが稜線上に5,6人で網を張っていました。鹿を下から追い上げているようでしたが、銃声のようなものは聞こえてこなかった。
気持ち良い稜線をたどり華厳山へ
里へ下りる道があるはずだが見つからない。
しばらく気持ちのいい道が続くがしばらくすると鞍部に向かって急降下
で、またまた急登の直登を登り返す。
途中にはこんな木があった。
急登は続く。トラロープが何本もあり、滑るとづっと下まで転がり落ちそうな急斜面。
ふくらはぎを痛くしながらやっと山頂。丹沢は雲に隠れてしまった。
ちょっと仏果山方面に下ると経石がある。 昔、弘法大師がこの岩の中に経文を収めたそうだが、今はだれかがかわいいお地蔵様を入れたようだ。
山頂へ戻り、「関東ふれあいの道」を降りてゆく。
仏果山が初めて見えた。
どんどん下る。
林道を横切りさらに下り続ける。 この辺が一番急かな。
ほどなく水音がして沢まで下りてくる。堰堤を回り込み、沢沿いにゆったり歩ける。
薄暗い沢沿いの道をたどると車の走る音が響いてきて、登山口が見えてきた。
この後、車道をバス停まで歩く。
標高は600mほどの低山ハイクとなめていたが、荻野高取山への登りは階段なしの、急登の直登でてこずった。 それに比べ「関東ふれあいの道」は格段に歩きやすい。ヤマビルの出ない今のうちのハイクだな。