秀麗富嶽十二景を追ってまた大月市へ出かけた。寒気が降りてきてとても寒い。もう冬山だ。
スタートは東山梨変電所の先の林道から。 寒い。 北斜面だから日はささないかもしれない。
荒れた林道を進む。所々、コンクリート舗装されているが、たくさんの落ち葉で隠れ見えない。
一つ目の鹿よけのゲートをくぐる。 ゲートの固定は金具でなくひもで結ぶようになっていた。 金具や針金は力がかかり曲がると閉じなくなってしまうが、紐ならばいつでもうまく締まる。いい考えだ。
林道はまだ続き登山道の入り口へ
3mほどのヒノキが密生しているなかをかき分けるように登ってい行く。
展望が開けたところがあった。 あの送電線はどこへ行くのか。
二つ目のゲートをくぐる。
登山道は急登が続いているが、唐松の葉が薄く積もり歩きやすい。途中ベンチのある所まで登り続けたが、結構きつい。
つづら折れの道は細く、ぐいぐいと高度を上げてゆく。
思った以上のスピードで高度を上げ、清八峠にあがる。
本社ヶ丸へ行く前に右手の清八山に向かう。が、一番高いところに山名の表示が見当たらない。おかしいなあ。 どう見てもここが一番高いのに。
空が青い。
清八峠に戻り、本社ヶ丸へ向かう。小さなピークがいくつもある。そのたびに短い岩場が連続する。
あれが山頂かと思うと、岩場が現れ、
また向こうにピークが見え、また岩場。
三点支持で慎重に登る。 大きな谷を挟んだ向こうに見える大きな三つ峠。
岩場を振り返る。
山頂はあれかなあ。
で、やっと山頂。 富士山は西風にあおられて、下に雲がわいている。河口湖も見える。
秀麗富嶽十二景十二番本社ヶ丸。 三つ目の登頂
少しづつわかる山が増えてきた。南アルプス北部や八ヶ岳は北からの雪雲をブロック。あの辺は降っているなあ。
大菩薩嶺から小金沢山稜が滝子山までよく見える。後ろのとがった山は雁ヶ腹摺山。
ゆっくりしたいが日は短いので下山開始。 岩場は慎重に下りる。
登って岩場を降りて、また登る。
西風はまだまだ強い。
正面はこのあいだ登った笹子雁ヶ腹摺山。下にあるのは東山梨変電所と超高圧送電線網。向こうは甲武信から金峰、瑞牆かな。
清八峠から急降下
予報どうり風が上がってきた。冷たい。
尾根の途中にあった大きな樹
最後の展望。 笹子雁ヶ腹摺山
ヒノキの植林地をを抜けて林道へ降りる。
落ち葉をかき分け変電所へ
変電所から見上げると本社ヶ丸が見える。
山道はわかりやすく、よい道だった。最後の300mは思いのほか早く上がれたのはそのせいか。 岩場も面白かった。
西高東低の冬型。 風が冷たく、冬山増備でないと耐えられないようだ。秋山仕様ではきつい。