梅雨の隙間を狙って箱根外輪山の続きを歩いた。思いきって出かけてよかった。
ここしばらくは悪天が続くが、この日午前中だけは何とか晴れそうなので、ダメもとで御殿場側から乙女峠に向かった。ふもとから見上げると、雲がすごい勢いで流れてゆく。ウーン 大丈夫か。
御殿場乙女森林公園第2キャンプ場内からスタート 朝一の急坂がこたえる。
きれいに手入れされた森の中をぐいぐいと登る。 日が差してきた。
ビュンビュン車の走る見通しの悪い国道138号線を横切る ここから登山道
箱根外輪山の外側は内側に比べてみるとなだらかで上りやすい。 乙女峠バス停からの道と合わせさらに上へ
けわしいのはほんのわずか
カエデの苗が植えられたつづら折れの急登をちょっとだけのぼると乙女峠
富士山には傘雲 天気は崩れるのか。でも、これぐらい見えれば今日は上出来。
反対側の箱根はガスで蓋をされたように真っ白。
すぐ上のベンチで休憩し、金時山とは反対の丸岳方面に向かう
緑のトンネルを抜けるように進む。 風が結構吹いていて暑さがやわらぐ。
薄日の中をじわじわと登ってゆくとガスの中から現れた鉄塔
回り込むと丸岳山頂 何の鉄塔だろう。
おお、ガスが風に流され、箱根が見えてきた。気持ちいい。
笹薮の滑りやすい道を抜け
ツツジが少し残っていた。
ガスが流れる急登を登る
富士の大展望の「富士見ヶ丘公園」 休憩しながらしばらく待ったが何も見えない。
展望があまりないまま、登り下りが繰り返され、ちょっと飽きてくる。
天気もいつまでもつかわからないので湖尻水門へ降りることにした。
笹が払われ芦ノ湖がドンと見えた。 登山道整備がありがたい。
外輪山の内壁を急降下 笹薮と馬酔木の森を下る。
車の走る音が聞こえ、白っぽい道路が木の間から見えてくる。
登山口に到着
芦ノ湖まで下りてみた。 湖尻水門
さっきまで上から眺めていた芦ノ湖
豪華なキャンプ村を抜けて桃源台へ
梅雨間のわずかな晴れを拾えたのはラッキーだった。外輪山巡りはこれで4日目、あまり展望のない笹薮の昇り降りの繰り返しに少し飽きてきたが、シーズン初めにはちょうどいい。次回は箱根町までかな。
丸岳 1156m
歩行距離:約10.1㎞/累積登高1158m・累積降下1000m
まだ天気図は読めない。 前線に沿って暖かい湿った西寄りの風が吹いたのか。