久しぶりにテント泊がしたくなり、本沢温泉で連泊し、1泊2日を無理やり2泊3日に引き伸ばした。八ヶ岳はまだ紅葉には早いが、深い緑の苔の森が美しかった。
稲子湯=みどり池=本澤温泉(泊)=夏沢峠=天狗岳 単純往復
早めのバスでみどり池入口まで来る。天気予報どうりいい天気になりそうだ。日に透かされた緑の葉が和む。
何本かの林道を越えこまどり沢へ。上のしらびそ小屋のブル道にもなっているので、ほぼ直登でなかなかきつい。途中、昔の森林鉄道の軌道の跡に時おり出会う。
ブル道から離れ、こまどり沢からつづら折りの急登。20分ぐらいだが体が重い。
道が緩くなればしらびそ小屋とみどり池。いいところだなあ。
池の向こうは硫黄岳の爆裂火口。人気はなく静か。鳥、リス、鹿。
中山峠への道の途中から右手へ折れ本沢温泉へ。 緩やかな尾根を越え反対側の沢まで濃い森の中をさまようように進む。
前回歩いた時は雪解けの季節でどこも水でいっぱいだったが、今は穏やかだ。
かなりの急登個所もある。すでに2000mを越えいて、きつくなってきた。高度障害かな。
やっと乗越し下ってゆく
誰にも会わない。もう少しで分岐。
松原湖からの道と合わせ本沢温泉へ、あと10分か。
本沢温泉到着
内湯には入れず、風呂は無し。テントを立て、晩御飯を食べ、6時過ぎにはシュラフへ。 だが、寝付けず、一晩中うつらうつらだった気がする。高度障害が落ち着かず、ずっと動悸が収まらない。
2日目
翌朝、5時起き6時半出発。 朝のテント場 周りのみんなは5時ぐらいには出発している。暗い中での撤収は大変そう。自分の行動時間の限度は6時間ぐらいだから、早く行動し始めてもてもあまりメリットはない。
小屋前の水場で水を補給し出発。
途中から見えた硫黄岳の爆裂火口
つづら折りの急登をグイっと上がり、夏沢峠へ。
東からは雲が上がってくる。
短い休憩を取り、箕冠山へ出発。山頂まではずっと森歩き。
これから根石岳への登り、20分ぐらいか。
西と東天狗岳
根石岳と天狗岳の間の谷がとてもきれいだ。 風の通り道で西風が強い。
これから登る東天狗岳
もうすぐ
山頂を通り越し西天狗へ
山頂到着 風が吹いてちょっと寒いぐらい。
南を見ると硫黄岳、赤岳、阿弥陀岳
西尾根、ここも登ってみたい。
遠くに見える北アルプス
四方の眺望を満喫し、下山開始。 まずは東天狗へ
東天狗の下り
この谷がきれいだ ここでしばらく休みたいところだが、風が強い。
根石岳への登り返し 疲れた足に結構きつい。 最後の登りか。
おなかが減ってきたので根石岳小屋で牛丼を頼んだ。 甘辛いたれがうまい。ほうじ茶もうれしい。
おいしかったが、まだまだ歩くのにおなか一杯にして大丈夫かな。 この後、箕冠山からテン場場でずっと森の中。風もとどかずのんびり行く。
本沢温泉への下り。今日は温泉に入りたいな。
硫黄の匂いが強くなり、よくみると地表に硫黄が噴き出している。
テント場まで何とかたどり着き、着替えとタオルだけをもって20分ぐらい登り帰り返し
今日の温泉はここ。 ちょうどいい温度で眺めもいいし、長湯しそうになった。
3日目 今日は下るだけ。のんびりしていたら、他の人たちはとっくにスタートしていた。まあ、降りるだけだからいいか。時間があったら稲子湯でゆっくりしよう。
緩やかな尾根を乗越し、森林鉄道の軌道跡をたどる。
みどり池まで戻ってきた。 いいところだ。
小鳥やリスがいっぱい。
コーヒーでも頼みたいところだが、まだ早朝でやってないみたい。少しのんびりして稲子湯に向け、また森の中を降りてゆく。 こまどり沢を経て明るい森まで下りてきた。
ゲートのあるみどり池入口バス停まで下りてきたが、時間があるのでさらに進み、稲子湯でゆっくり朝湯でもしたい。
残念ながらボイラーの修理中で午前中は入れないとのこと。仕方ないので、外のベンチで缶コーヒーを飲みながら森を眺めながらバスを待った。ここもいいな。
振り返ってみると、
小海まで中央線で来ても時間的に、何とか本沢温泉まで行けるかもしれない。本沢温泉は水場があるが、トイレがとても遠い。しらびそ小屋のテント場は素敵だが、水場がない。小屋で分けてもらう水の煮沸が必要なのは面倒か。
食糧の摂取カロリーが足りない。多く見積もっても2000kcal.に届かない。脂質を多くすればいいのか。このコースではあと2,3キロぐらいなら背負えるので何かを足せばいいか。
着るものは薄手のフリースでは寒い。ダウンにしたほうがいい。