海旅山旅

ヨットとテレマークと登山

8月19日 編笠山(山梨県北斗市)

やっと出かけられた登山 久しぶりできつかったが、楽しかった。

ほぼ2ヵ月ぶりの登山。これまで気温が高すぎて、朝起きても何もしたくない。長野や松本で35度とはどうかしている。おまけに天候がよくなかった。台風や低気圧、前線が湿度の高い南風を吹き入れ、いつでもどこでも豪雨。この日は悪天の隙間。少し秋っぽくなってきた。

編笠山は今回初めて。30年ほど前に蓼科山から全山縦走したときに登ったと思っていたが、よく思い出してみると、青年小屋の小屋主さんに誘われ、林道に降りてしまった。

スタートは観音平 気温14度 涼しい。6時前なのに駐車場はすでに8割がた埋まっていた。

しばらくはなだらかな森を歩く。

「雲海」を過ぎたあたりから大きな岩がゴロゴロしてきた。

青年小屋への分岐「押手川」へ到着 まだまだ涼しい。 

2000mを越えて肺がいっぱいになった感じや、頭がぼんやりして高度障害が出始めた。

ここから少し斜度が上がる。岩や木の根に注意して歩く。

展望はなく登り一本の森歩きだが、たまに覗けるのは富士山と南アルプス北部かな

残り200mでさらに急登になる。 グラグラ揺れる緩いはしご

手も使って登り、きつくなる。ペースを落とし気味にして、まだかなと思ったら励ましの看板 うれしい。

このあとやっと森林限界を超え最後の登り

ほぼコースタイムで登頂。結構きつかった。

前線が南下し北の乾いた空気が入り込み展望がいい。

北部南アルプス

中央アルプス御嶽山

西岳、蓼科山霧ヶ峰、美ヶ原、北アルプスと後立山 うーん、あれは白山かなあ。

あれは剣岳かなあ。

山頂は賑やか 富士山もまだ見えている

青年小屋へ向け下山する

しばらくハイマツとコメツガの急坂を下ると小屋が見えてきた。

ゴロゴロの岩場をあみだくじのように右へ左へと降りてゆく。

ふり返ると

「遠い飲み屋」の赤提灯を下げた青年小屋 30年前もあったかなあ。

押手川へ向け下山 疲れが出たせいか、ここが長かった。 登りもあったし、泥道もある。

押手川で一休みし、さらに下ってゆく 

ここからは単調な森歩き

雲海まで下りてきて何も考えずに道なりに降りて行ったが、これが間違い。

登りとは違う道に踏み込んでしまった。何人もの登山者とすれ違い、追い越されたし、下山口へ通じる尾根に乗っていると思い込み、何の不安もなく下りて行った。登りと同じようなきれいな森を降りてゆく。

ときどきGPSで現在位置を確認すると観音平への道に乗っている。

ただ、登りの途中にあった展望台がなかったし、観音平の下山口がちょっと違っていたのでなんだか変だなあと思った。

家に帰り、GPSのトラックをみて道を間違えたと気づいた。分岐があるのは地図を見ればわかるのに、怠ったわけだ。反省。

もう一つの反省は登山靴を忘れた。玄関口に用意はしたが、車に積まなかった。今日のルートでは大丈夫だと判断し、はいていたトレーニングシューズで登ってみた。いつも以上に真剣に足の置き所を探しながら歩いたので、まあ、それほど苦労せずに済んだが、、、だめだよなあァ。